研究開発部電子課の柳田拓郎さんインタビュー
江別研究所に勤務する、研究開発部電子課の柳田拓郎さんにお話を伺いました。柳田さんは北海道函館市出身で、岩谷技研に入社する前は横浜・大阪でソフトウェア開発のお仕事をされていました。
インタビューを行った2023年3月時点で入社2ヶ月目、初任給が振り込まれた直後というお話でしたよ。
「最初のお給料はどうされますか?」の問いに、「転職で引っ越し代などいろいろと費用がかさんだので貯金します」と堅実なお答えをいただきました。柳田さんのちょっとした言葉の使い方と見た目から、堅実で誠実そうな人柄がうかがえます。
岩谷技研入社のキッカケは高専時代の先輩
岩谷技研に入社されたキッカケについてお伺いしてみると、電子課研究員の橋本航平さんから声をかけてもらったことが発端だったそうです。なんと橋本さんは、函館・高専の先輩!そして橋本さんと柳田さんは前職で同じ会社に勤務していたとのことでした。
(※橋本さんについては「電子課研究員 橋本航平さんインタビュー」をご参照ください。)
そんな仲の良いお二人は、会社が変わっても情報交換をしていたそうで、ある時に橋本さんから「宇宙系の仕事に興味があったらこっちに来ないか?」と誘われます。橋本さんから岩谷技研の話を聞いてみたところ、自分でも力になれそうだと思ったこと、もともと宇宙に関する企業に憧れがあったこともあり、転職を決めたとのことでした。
面倒見がよくて優しい橋本さんがいる職場ということもあって、柳田さんも安心して入社できたことでしょう。素敵な友情ですね。
ちなみに柳田さんと橋本さんは高専時代、軽音楽部サークルの仲間だったそうで、柳田さんはドラムを叩き、橋本さんがベースを弾いていたということです。我々インタビュアーはその話を聞いた瞬間、「あれ?橋本さんにインタビューした時はそんな話は出てこなかったぞ?」となりましたので、いつかその点も踏まえて橋本さんにまたお話しを聞かなければと思うのでした。
行きはよいよい帰りは怖い!?
気球の実験にも帯同している柳田さん、いちばん大変なことは何ですか?という問いに、「現地に行っての実験でとにかく大変なのは、帰りです」と迷いなく返答されました。
え、帰り? それはどういうことですか?
「実験を行う時は夜中1時とかに現地集合となったりするんです。で、実験が昼過ぎに終わって、そのまま江別研究所に直帰しなければならないんですね。睡眠不足の中、交代交代で車を運転して帰ってくるのが、とにかく大変で…。」としみじみ語る柳田さん。
たしかに真夜中から実験の準備をして、昼過ぎまで実験を行い、さらに遠路はるばる帰ってくるのはかなり大変そうです。
ただ、「気球を飛ばしている時は感動して、その瞬間はとても良い経験だと感じます!」と目を輝かせる柳田さん。
「でも」と柳田さんはまた少しうつむいて、「帰りの車…そこだけはたいへんですね…。」と深い実感を伴ったお答えが返ってくるのでした。
宇宙への興味はキャンプがキッカケ
もともと宇宙に関心があったという柳田さん、いつどんなキッカケがあったのですか?とお尋ねしてみました。
「きっかけは学生(高専)の頃のキャンプでした。夜に星を見上げて感動して、その時に宇宙に興味が湧いたんです。」それまであらたまって星を見上げることが無かったこともあり、その時見た満天の星空が心に刻まれたということでした。
学生の時に見て感動した星空、いつか柳田さんがキャビンに乗って地球とともに宇宙を見上げた時、どんな感想を聞かせてくれるのか興味がわきますね。
やりがいに満ちた岩谷技研での仕事
江別研究所での勤務は柳田さんにとってたいへんやり甲斐のあるものとなっているようです。
「以前、ソフトウェア専門でやっていた時は、できたものが最終的にどんな形で使われているのか知ることができなかったんです。今はやったことが何につながっているのか、フィードバックも得やすい環境なので、たいへんやり甲斐を感じています。」
そしてさらに、「江別研究所のメイトさんも活気があっていい雰囲気。こういった環境では事故も起きにくいと感じました。社内の風通しも良いですし、フィードバックもしやすいです。」と柳田さんは付け加えます。
岩谷技研で働く皆さんの活発なコミュニケーションが、仕事のやりやすさに繋がり、またやり甲斐にも繋がっているのだなということがよく分かりました!