「子ども達が好きな絵本の会社で働いています」メイトMさんのお話し

岩谷社長が作った絵本「うちゅうはきみのすぐそばに」を読まれた方も多いと思いますが、江別気球工場で働くメイトのMさんから、「ここで働くようになる前から、その絵本が家にあったんですよ」というお話を聞かせていただきました。

絵本「うちゅうはきみのすぐそばに」

Mさんは、3歳と6歳のお子さん二人を育てるママさん。M家では、毎年クリスマスになるとおばあちゃんが孫たちへ絵本をプレゼントしてくれるのだそうです。もうずいぶん前におばあちゃんから贈ってもらった一冊の中に「うちゅうはきみのすぐそばに」がありました。

一般的に「宇宙」とされているのは、大気がほとんどなくなる上空100キロメートル以上のこと。札幌市を起点に考えると洞爺湖までの距離が約110km。約100kmだとちょうど植松電機(人気小説「下町ロケット」のモデルとも言われているロケット開発の会社)のある赤平市に到着します。ものすごく遠い場所とされている宇宙ですが、洞爺湖よりも近いといえます。 ちなみに札幌〜江別間は約20kmほど。

「うちゅうはきみのすぐそばに」は、宇宙の入り口は行くことのできるNearSpaceであるということを実感してもらえるよう、0m、20m、100m・・・・・・地球から少しずつ離れていくとどうなっていくのかを、みねおみつさんの素敵なイラストで表現し、 地面から順を追って宇宙に行ってみる絵本です。

いつもの見慣れた街の景色から、普段は見上げるだけの空、そして、空の上はいったいどんなふう?美しく細部まで描かれた絵が気に入って、Mさんのお子さんたちも好きでよく読んでいるのだそうです。ママが岩谷技研で働くようになり、ご家族にとってさらに特別な一冊となったのではないでしょうか?

もしかして絵本の作者の同一人物?

Mさんがネットで岩谷技研の気球工場の求人を見つけ応募した時には、絵本と岩谷技研が頭の中では全く結びついていなかったのだと言います。

入社して働くようになってから、あれ?もしかして家にある絵本の作者「いわやけいすけさん」は社長の「岩谷圭介さん」なのかな?と思うようになり、工場内に置かれた岩谷圭介社長の書籍の中に「うちゅうはきみのすぐそばに」を見つけた時に、やっぱりそうだったのか!と確信し、さらに岩谷社長にお会いした時には「前にテレビで観たことある人だ!」と気がついたのだそうです。

岩谷社長が一人でふうせん宇宙撮影に取り組んでいた頃から、メディアの注目度は高く、「大泉洋の驚きジャパン」「情熱大陸」「クレイジージャーニー」などのテレビ出演が多数ありました。当時はさほど意識せずに観ていた番組かもしれませんが、こうして点と点がつながった時というのは、驚きと同時にワクワクするような感動を覚えますよね!

わからないことがあっても大丈夫

それまで子育てに専念されていたというMさん。生活リズムの変化や仕事と家庭との両立など、最初は不安や心配もあったそうです。特に子どもと過ごす時間がほとんどだった生活から、仕事を始めたことにより大人達との関わりがスタートしました。働いてみると「みなさん、とっても優しい」と、今では最初の不安はすっかり吹き飛んだ様子です。

仕事もグループで行うので、「一緒にやろう」と声をかけてくれたり、わからないことがあっても教えてくれるので大変ありがたいのだそうです。

メイトさんはシフト制でお仕事をされているため、前日の仕事の続きと言われても前の日にお休みだった場合、すぐにはわからないこともありますよね。お互いに教え合い、協力し合い、チームワーク抜群で働きやすいと感じている様子がお話からうかがえました。