人を飛ばす専門家!? 岩谷技研 顧問 中臺章さん

中臺 章(なかだい あきら)さんは、パラシュートやパラグライダーを制作する会社を運営し、パラシュートの開発、実験などで大学や機関に対しアドバイスや実験用具の提供、納品を行っています。
また、劇団四季の舞台演出で、俳優の身体を宙に浮かす吊り上げの仕掛けを監修するお仕事もされています。

パラシュートは、最先端宇宙開発でも注目の分野で、宇宙からの帰還ではパラシュートで司令船や人工衛星の降下速度を減速させ安全に落下させます。

岩谷さんとはふうせん宇宙撮影を行なっていた頃からパラシュートのことを教えて欲しいと言われ、つながりがありました。当時は冗談で「出世払いで」と言ったりしていましたが、ある日「お金ができました。会社を設立するので手伝ってください!」と言われびっくりしたそうです。

「気球を用いた宇宙旅行では地球が丸く見える上空30キロの成層圏の高さまで、気球がゆっくりと上がって、ゆっくりと降りてくるから安全ですし、夢というか、とても現実的な取り組みだと考えています」との中臺さんの言葉には、力強さと安心感があふれていました。

中臺さんは、現在江別工場となっている建物の下見にも来ました。江別はロケーションが良く、建物の広さも十分にあり、すぐに気に入りましたが、居抜き物件だったため、建物の中を片付けるのが大変で1年くらいかかったと教えてくれました。

 

江別のロックミシン

江別工場にはロックミシンが一台あり、このロックミシンを納品した業者は中臺さんが探して、江別市内でアパレル販売機器を取り扱う個人経営の方にお願いしました。

業者の方が「僕も宇宙が好きなので、自分が納品したミシンで宇宙に行く気球が作られていると思うと嬉しい」と喜んでくれたことが、中臺さんも嬉しかったそうです。

今は、メイトさんたちがロックミシンを使い、ボンベを運ぶ専用のキャリアを作るそうです。専用キャリアは、今まで世の中に無かったものですが、ゼロから材料を揃えて作るより、もともとあるものを利用して作る方が早く、材料費も節約できます。

そこで、メイトさんたちは2チームに分かれ、タンカを利用した設計図をみんなで考えコンテストを行いました。それぞれのチームの良いところを合わせて、完成した設計図を中臺さんに見せていただきました。

メイトさんは、今まで「無かった物」を新たに作り出すことの難しさに試行錯誤しならがも、意欲的にチャレンジし、創意工夫をして創り上げるこのと面白さを感じているのか、

「ロックミシンを使いロードテープを縫製し、ロープを結んで、気球の全部を江別工場で作ることができるようになります」と教えてくれたメイトさんの笑顔が、とても素敵でした。