【総力特集!岩谷社長インタビュー Vol.4】岩谷社長のオススメ本

岩谷技研の広い社長室には岩谷社長ご自身が執筆された書籍の他にも、様々なジャンルの本が並んでいました。「この中でオススメの本とかあれば紹介してください!」という我々インタビュアーの無茶振りにも社長は笑顔で受けてくださいました。

天才・岩谷社長は普段どんな本を読んでいるのでしょうか?興味津々です!

 

いきなりの洋書!100年前の気球の絵も

まず岩谷社長が取り出してきた本は、なんといきなりの洋書!

『INTO THE UNKNOWN / STEWART ROSS:Illustrated STEPHEN BIESTY』という本で、「絵が豊富なので子供でも楽しめるでしょう」と岩谷社長。読めないですが(笑)、確かに面白そうです。

 

この『INTO THE UNKNOWN」の注目ポイントは、一番初めに成層圏まで飛ばしたという100年ほど前の気球の絵が描かれているという点です。そんな昔に岩谷社長と同じことを目指した気球があったのは驚きでした。

 

乗り物の分解図が詳細に描かれている本『INCREDIBLE CROSS-SECTIONS』

2冊めも大きな洋書を手に取った岩谷社長。『INCREDIBLE CROSS-SECTIONS』という本で、子供の頃に図書館で借りて読んだことがあったのだそうです。

様々な乗り物や建物の内部が分かるように描かれている「輪切り図鑑」で、どのような構造になっているのかを視覚的に理解できるというもの。

一つ一つの絵がたいへん細かい描き込みがなされており、「こういった本はなかなか見かけない」と岩谷社長。英語がわからなくても、見ているだけでワクワクしてくる本ですね。

そういえば岩谷社長は子供の頃にカメラを分解して親御さんに叱られたというエピソードがありましたが、こういった絵本の影響で中がどうなっているのか知りたいという探究心が培われたのかもしれません。

 

時系列で生物や科学技術の変遷が分かる『IN THE BIGINNING…』

3冊目も同系統の、絵が主体の大型本『IN THE BIGINNING…』。こちらはどんな本かというと…。

 

生物や乗り物、建物や素材、科学といった様々な分野において、時間の変遷の中でどういった進化を遂げてきたのかが一目でわかるというもの。

「一口に理系といっても、歴史や地理や科学は全部重なってくる。科学が歴史を進めてきた例も多くあります。学問は理解するために分けただけで、もともとは一つなんです。それを理系・文系で分けて学んでしまうと理解は半分以下にしかならない。それはもったいないなと思いますね」と岩谷社長。ほんとうに深い見解があるのだなと驚きました。

一般的に理系というと専門を突き詰めていく過程で視野が狭まってしまう印象がありますが、岩谷社長は幼少時代から広い視野で世の中を捉え、様々な分野の深い知識を習得したことで、唯一無二の天才性を発揮されているのだなと思いました。

 

我々一般人でも読める本を…

岩谷社長のオススメ本はどれも素晴らしいですが、いかんせん洋書で読むのが困難。そこで「我々一般人でも読めるような日本語の本でオススメはありますか…?」とお尋ねしてみたところ、「うーん…あんまり無いかも…」とずいぶん悩んだ様子で…(笑)

おそらくご自宅でしたらすぐ出てくるのかもしれませんが、社長室にある本でオススメって難しいですよね。

そして、しばらくの間をおいて出てきたのが「銀河ヒッチハイク・ガイド」という文庫本。「お気楽な内容で面白いですよ」と岩谷社長。

書籍のレビューでは『バカSFの歴史に燦然と光り輝く超弩級の大傑作』と評され、35か国語に翻訳、全世界で約1,600万部が売れたというベストセラー小説だそうです。これは気になりますね。

 

マーフィーの法則!

なんと「マーフィーの法則」が出てきました。1990年代にベストセラーとなったシュールな本で、「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、絨毯の値段に比例する」といったユーモラスな経験則が紹介されている抱腹絶倒の内容です。

以前、江別工場でロープの結び方の講習を行っていた中臺章さんもマーフィーの法則「失敗する余地があるなら、失敗する」を例に出して戒めていたのを思い出しました。もしかしたら岩谷技研内ではバイブルになっているのでしょうか?

 

鳥好きの岩谷社長おすすめ「トリノトリビア」

そして岩谷社長が「これ面白かったですよ!」と笑顔で出してきたのが「トリノトリビア」!タイトルからして面白そうですね。

この本は、『鳥類学者と鳥好きマンガ家のタッグで贈る、読めば道ばたのスズメを素通りできなくなる日本一オモシロイ野鳥の本』とのことです。4コママンガ+解説の2本立てで構成されており、鳥好きもそうでない人にも楽しく読めそうです。

 

そしてこの鳥の本から、なぜ岩谷社長が鳥に惹かれているのかという深く壮大な話になっていくのですが、それについては長くなってきましたのでまた次回ご紹介したいと思います。

ちなにに、岩谷社長が日本の作家さんの中で好んで読むのは遠藤周作さんだそうですよ。