【総力特集!岩谷社長インタビュー Vol.5】猫派でも犬派でもなく鳥派!?その驚きの理由とは?

岩谷社長へのインタビューQAにて、「犬派ですか?猫派ですか?」という質問があったのですが、その時の返答はどちらでもなく、鳥が好きなので「鳥派」というご回答を頂きました。

その後、社長室に置いてある鳥関連書籍の話題から、とんでもないディープな話になっていきました…!

社長お気に入りの本「世界の鳥の巣の本」

岩谷社長が「本の作りも含めてすごく良い本」と仰っていたのが『世界の鳥の巣の本』。大型本の図鑑なのですが、「鳥の本」ではなく、「鳥の巣」をまとめているというたいへん珍しい本です。

たいへんマニアックな本だけに「たぶん全然売れなかったと思います」とユーモアを交えながら、「鳥の種類ごとに巣を作る場所が違う」「編んで作る巣もあれば土を盛るだけという巣もある」といった興味深い話を紹介してくれました。

岩谷社長は子供の頃から鳥を飼っていたそうで、今でも文鳥をご自宅で飼育されているとのこと。そういう意味では、鳥にたいしてとても愛着があるのだろうと思ったのですが、話はそんな浅いものではありませんでした。

「鳥は生物として、人間よりよっぽど完成されています。」

子供の頃から鳥を飼われていて好きだった理由は、空を飛びたかったとか何か理由があるのですか?という我々の問いに、岩谷社長は少し間をおいてから「鳥は綺麗です」「生物として人間よりよっぽど完成されていますよ。」と話し始めました。心肺機能にしても、体の作りにしても、哺乳類とは全然違うのだそうです。

「鳥は心臓にしても肺にしても、遥かに進化している。あの体の大きさであれだけの運動量を私たちはとてもできない。」

そう言われてみると確かにそのとおりです。また鳥の色合いの美しさについても、哺乳類とは全然違うという点で惹かれるのだそうです。

鳥は恐竜の子孫、哺乳類は歴史の表舞台に出たばかり

基本的に鳥は恐竜の子孫にあたるのだそうです。約6500万年前に巨大隕石の衝突で恐竜がほぼ絶滅した中で唯一生き残った恐竜の系統群が、まさに「鳥類」だとのこと。鳥=恐竜ということを考えると、約2億年近くの間生き延びていることになります。

対して、人間の祖先はネズミのような哺乳類で、約6500万年前の巨大隕石衝突後に地上に現れた生物だったといいます。体毛が鳥のようにカラフルでないのは夜行性だったからで、恐竜の絶滅後にようやく表舞台に出てこれた、ということを考えると、鳥類と哺乳類には歴然たる差があると言わざるを得ません。

以上のような理由から、岩谷社長は哺乳類である猫でも犬でもなく、恐竜を祖先とする鳥の方が圧倒的に優れているという見解でした。

「現在は歴史上たまたま哺乳類が上にいるだけで、将来どうなるかは分からないです。」岩谷社長は何億年前の過去から、何億年も先の未来までをも含めて生物の進化・変遷を見通せているのかもしれません。

まさか犬派・猫派の話からこんな壮大でドラマチックな話になるとは思いもよりませんでした。