岩谷社長を支える内助の功、岩谷社長夫人インタビュー
仕事に集中すると寝食も忘れてしまうという岩谷社長を生活面から支える岩谷夫人も岩谷技研の大切な一員ですよね!ということで、なんと岩谷社長の奥様へのインタビューが実現しました!
岩谷夫人とお話ししてみたいんですが!!
社員さんやメイトさんに取材の時に「岩谷社長に聞いてみたいことありますか?」と質問をしています。「現場でのコミュニケーションが取れているので、特に思いつきませんが・・・」と言われることが多いのですが、学生アルバイトさんからは「奥さまはどんな方なんでしょうか?」「学生時代に出会ったみたいですが、どうやって知り合ったんですかね?」という質問が多く、それは取材陣も気になります!ということで取材の申込みをしていました。
岩谷夫人は顔出しNGのため後ろ姿を撮影
岩谷社長は我々に根掘り葉掘り聞かれるのでは?と懸念して岩谷夫人の登場を渋っていましたが、「私も社内報を楽しく読んでいます」とのことで、お会いすることができました!
「岩谷技研で働いてくれている皆さんになかなかお会いできる機会がないのですが、社内報を読んで『こんな気持ちで入社してくれたんだ、ありがたい』と思ったりしていました」と取材陣としても嬉しいお言葉。アルバムも持参してくれて、若かりし頃の岩谷社長の写真も見せてもらいながら大学時代の話題を中心に盛りあがりましたよ。
私も恵迪寮OGなんです
北海道大学・恵迪寮 秋に開催される「恵迪寮祭」の様子
帯広出身で高校時代は演劇部の部長をしていたという岩谷夫人。北大に進学が決まり、パンフレットを見て恵迪寮(けいてきりょう|北大の学生寮)が面白そうだなと思ってよく知らずに第一希望にしてしまったのだとか。初めて寮に入った瞬間、物が散乱していてなんでこんなに汚いの?と帰りたくなったそうですが、今さら一人暮らしもできないと仕方がなかったと言います。
「寮では部屋周りという風習があり、部屋に挨拶に行くとゲームに参加させられたり、踊らされたりと、今思うとパワハラか?なんですけど、その時はそういうもんだと思って、演劇をやってたし踊れちゃう。声も大きかったから、先輩にも褒められたりして」と、芸は身を助けるというのでしょうか?結局、寮で卒業まで楽しく過ごしたのだそうです。
恵迪寮といえば、同じく北大OBの松本大成さんの入社の経緯にも大きく関わっていたのでした!
岩谷技研で引越しをする時に人手が足りない!と困っていた岩谷社長の様子を見て、恵迪寮の掲示板を思い出した岩谷夫人。OGのよしみで…とお願いして、バイト募集のチラシを貼ってもらいました。
「恵迪寮には人がたくさんいるから、絶対にバイトの1人や2人や3人くらい来てくれるよ!と言ったものの、なかなか連絡はなく、誰も来なかったらどうしよう」と思っていたところ、松本さんから電話があり、「神の声!いや仏の声!!」と安堵したそうです。そして松本さんが今でも岩谷技研で働いてくれていることが本当に嬉しいと話してくれました。
岩谷夫人所有の恵迪寮 寮歌集
お二人の出会いは「運命」ですね!
ところで、大学では演劇ではなく茶道を始めようと思ったきっかけは?
「もともと和小物や着物が大好きで和菓子も食べられていいなって思ったんですよ、でも実際に始めてみると、スーツ着用で普段はあまり和菓子は食べられなくて」
当初の思惑とは違ったようですが、その茶道サークルには一学年上の先輩に岩谷さんがいました。飲み会やバトミントンで皆で集まるうち、「一緒ご飯食べに行かない?」と声をかけられて、それから二人で出かけるようになり、やがて付き合うように。「大学生のよくあるパターンですよ〜」と教えてくれましたが、う〜ん、まさに青春!
岩谷技研の社長室に置かれている茶器
大学時代にふうせん宇宙撮影に取り組み始めた岩谷社長は、平気で徹夜して装置を作っていたり、食事も「じゃがりこを食べたよ?」という感じで夢中になっていたそうです・・・じゃがりこは食事ではないですね。
「震災の直後に元気を無くしていて。ふうせん宇宙撮影をやるんだ!と決め、ようやくイキイキを取り戻してくれたので、元気で楽しくやれるならそれが一番いいと思って見ていました」と岩谷夫人。「基本的に頑張りすぎちゃう人なので、ほどほどにして、ご飯を食べてもらわないと」。どうやら昔から岩谷社長は岩谷夫人が用意してくれる食事で生活のリズムを整えていたようですね。
「風船が遠くまで飛んで行って行方不明になっちゃった時があったんですよ。その時はとても落ち込んでしまって、大丈夫だよ、きっと誰かが見つけて拾ってくれるよ!って励ましてたんです。そしたら本当に拾った人から連絡があって戻ってきて。よかったなって思いました」とのエピソードでも、どんな時も明るく前向きな言葉で励ます岩谷夫人の言霊力が素晴らしい!と感心しました。岩谷社長にとって、どんなに大きな心の支えとなったことでしょう!!
「出身地も違うし、お互いに別の大学に行ってたり、もしストレートで入学してたら4年生と1年生だったので茶道部で出会ってもあまり親しくならないで卒業したかもしれないし、本当にちょっと何かがずれていたら会えなかったんですよ」と、ここでも偶然がいくつも重なって岩谷社長の力になっているのだなと感じました。
「すごく優しくて、家庭のことを大事にしてくれて、私よりも子どもを泣きやませるのがうまいので、みんなパパのことが大好きです」と、仲良く並んでテレビを見ている写真を見せてくれました。お子さん3人と岩谷社長がそっくりな顔してて、かわいい!!
「子ども達が大きくなったら、パラシュート教室の手伝いをしたいなって思っているんです」と教えてくれた岩谷夫人。お話を聞いていると、お二人がとてもお似合いの素敵なご夫婦で、大きな愛情でご家庭を大切に育んでいる様子が伝わります。まだまだ沢山のハッピーエピソードを伺ったのですが、岩谷社長が照れてしまうと思うので、記事はこの辺にしておきましょう。なにしろ幸せいっぱいで心が温かくなったインタビューでした。