「思いの強さって伝わるんです」総務・経理部 小川順子さんインタビュー
取材日程調整でメールのやり取りをして頂いている小川順子さん。小川さんのメールからはいつも、さり気ない配慮と優しさが感じられます。そんな小川さんが普段どんなことを考えていらっしゃるのか、じっくりインタビューをさせて頂きました。
江別の印象はいかがですか?
小川順子さんは、本社の総務・経理部と工場の生産管理部を兼任されています。
「変化がよくある会社なんですよね」と、江別気球工場が稼働し始めてから、江別に通勤していた小川さんも11月から札幌本社に戻るのだそう。そして、江別気球工場には札幌R&Dセンターから数名が来て、開発の仕事の一部をここでするようになるんですよと教えてくれました。
「変化」というか常に「進化」している感じですよね。去年の秋は18人くらいの会社でしたが、現在では総勢50名以上の「チーム岩谷技研」が日夜開発に励んでいます。
緑や自然が好きなので、江別は緑も多く気に入っていたという小川さん。江別気球工場も札幌本社や札幌R&Dセンターに比べスペースが広いので、江別は開放感がある場所という印象があるそうです。
工場での様子も、みなさんが今まで経験のない気球制作というお仕事をされているなかで試行錯誤されているけれども、「ああしよう、こうしよう」ってお喋りしながら工夫している様子が和気あいあいとしていて、そんなメイトさんの明るさに助けられていると感じています。
岩谷技研の仕事のやりがいは?
小川さんの主な仕事は採用業務。人事の面から研究開発を支えます。小川さんご自身が岩谷技研に入社したのは2021年の秋頃。当時は岩谷技研という会社を全く知らなかったそうですが、人とのつながりで紹介してもらい働き始めました。
小川さんにとって岩谷技研は3社目で、最初の社会人経験は農協でのお勤めでした。10年以上のキャリアがありましたが、民間の会社でも働いてみたいと考え転職。ずっと採用業務に関わってきましたが、民間会社ではスピード感の違いや女性にもチャンスがあると感じたそうです。
さらに岩谷技研では、大きく考え方が変わったことがあるそうです。
一般的な会社では、コミュニケーション能力がまず大切と考えられています。小川さんも以前の経験から「コミュニケーション能力」を重視していましたが、工学系の採用では、コミュニケーション能力よりも「スキル」が重要と考えるようになりました。工学の技術や知識についてはよくわからないので、面接ではエンジニアにも同席してもらいます。
スキル以外の部分で、小川さんには、本当にここで働きたいと思ってくれる人、やってきたからこそ自信がある人から感じられるキラリと光るものがわかるのだそうです。
「経験と感覚ですが、やっぱり思いの強さって伝わるんです」。そうして入社された方がご自身の能力を発揮して、イキイキとお仕事をされている様子を見ると本当に嬉しいそうです。
「採用はお見合いみたいなもので、ダメな人っていないんです。会社にマッチするかどうかなんですよね」と、ご縁があったからこそ一緒に働くようになるのだと考えています。採用業務では、そうしたご縁に出会えるのが楽しいとやりがいを感じています。
最後の旅行はやっぱり宇宙?
十勝、帯広畜産大学出身で、登山、ボルタリング、旅行が趣味という小川さん。気球の宇宙遊覧旅行には、ぜひ行きたいのでは?というと「昔から人生最後の旅行は南極かなと思っていたので迷っている」という意外な答え!でも、よく考えると日本から南極大陸への距離は約14,000km。直行便もなく乗り継ぎを重ねて飛行時間は20時間以上。かたや宇宙遊覧旅行は、地上から25km・・・宇宙の方が近いですね、と笑いました。
今後も進化し続けていく岩谷技研は、多くの人材を採用していくことになりますが、「私が最初の面接者として応募してきてくれた人と接することになるので、どういう人か表情を見て安心してほしい」と素敵な笑顔を見せてくれました。