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R&Dのデスクを見学させてもらった時に、不思議な植物を机の上に置いていたのが、橋本航平さんでした。「苔テラリウムの元気がないので、光を当てているんです」と教えてくれ、とても心の優しい方なのだろうなと思いました。

ものづくりの根幹に関わることができる喜び

2022年5月に岩谷技研へ入社したという橋本航平さん。函館高専の機械工学科出身です。岩谷技研は3社目となり、最初はテレビの設計などのものづくりの仕事をしていましたが、次の会社では、パソコンに向かってシミュレーションをし、業務効率化のための解析関係の仕事をしていました。

やっぱり自分は、手を動かして作るのが好きだと思い「また作る仕事がしたい」という気持ちになっていた頃、おもしろい会社があるなと岩谷技研のことを知ります。宇宙にも興味はある、夢がある仕事だと惹かれるものもあり、採用試験を受けてみました。

設計、企画、プランニングをし、実際に作って、動かしてみる。思い描いたものができあがった時が楽しいと笑顔でお話ししてくれました。

そんな橋本さんが作ったものを見せてもらいましたよ。

 

天井弁の開閉を制御するスイッチボックス

今回、見せていただいたのは開放弁の開閉動作を遠隔操作する装置です。無線基盤の中の電気の部分は山本さんが担当し、電子課として共同作業で開発しました。

「このスイッチボックスから電波を無線で飛ばすのですが、動作がわかりやすいようにLEDで光るようにして、開いた時には、音が出るようにもしたんです」

岩谷技研のロゴも入っていて、未来的なデザインがかっこいいですね!

「最初は余力がなく、まずは動けばいいと考えて、デザインは度外視してました。
でも、テレビの取材なども入ることがあるので、写った時にかっこいい方がいいと考えて、デザインにもこだわるようになりました」

使いやすさのほかに、カッコ良さも意識してデザインを考えるようになったのは、岩谷技研の制服や、江別気球工場内の機能的かつ美しいデザインやカラーなどの影響もあるのだとか。

 

そもそも、橋本さんご自身も木工品を作るのが趣味で、自宅に工作部屋があり、希少木材を使って作ったペンや指輪などの作品の写真も見せてもらいましたが、どれも素晴らしく美しいものでしたよ!

ところで「自宅に工作部屋があるなんて、すごくないですか?」という話から、橋本さんが気にしていることの話題となりました。

 

福島研究所の立ちあげのため福島へ行く

実は11月末から福島県の南相馬市へ行くことになった橋本さん、これから本格稼働する福島研究所をものづくりの拠点とすべく、立ち上げに尽力されています。

福島では、事務所に3Dプリンターやレーザー加工機などの工作機械関係の機材や工具を買ってもらうことをお願い中なのだと話してくれました。

「機材設備にかなりのお金がかかるので、見合った成果を出さないと!」と気持ちを引き締めているのだそうです。

お話を伺って思わずこちらもブルっと気合が入ってしまいました。きっと良い仕事をされると思いますので、岩谷社長!機材や工具の購入をよろしくお願いします!!

R&Dセンターの機能が江別気球工場に移され、工場内の一角に開発部門のメンバーのデスクが並べられています。どんな方がどのようなお仕事をされているのか?
まずは、実験責任者である及川明人さんにお話を聞きました。

 

隊長と呼ばせてください!

取締役の仲さんから「実験隊長です」と紹介され、役職に隊長という肩書きがあるとは、さすが先進的な岩谷技研と感心し、「隊長!よろしくお願いします」と挨拶すると「隊長ですか?」と若干困惑気味な及川さん。どうやら、隊長と呼んでいるのは仲さんだけで、正式には「実験の責任者です」と自己紹介していただきました。

それでも、「責任者」という肩書きよりも「隊長」という呼び名がカッコいいと思うので、隊長とお呼びしたいと言うと、多少苦笑いのような表情を浮かべながらもOKしてくださいました。

それでは隊長!さっそくですが実験について教えてください!!

 

実験で一番大切なことは、それは…

岩谷社長や仲さんの講演会で「気球で宇宙旅行を実現します」と言葉で説明しても会場のみなさんは半信半疑な様子で聞いているのですが、「できますよ、ということを見せるのが一番いい」と岩谷社長が言うように、実験の様子のVTRを観ていただくと、百聞は一見にしかず!気球で本当に宇宙に行けるんだ!と、皆さんの表情がみるみる変わっていきます。

実験は、開発した装置が正しく作動するかどうか、理論や仮説が正しいかどうかを確かめるだけに留まらず、岩谷技研の行っていることを、多くの人にわかりやすく伝えることもできる重要なものなんですね。

 

さて、そんな実験のVTRを観ていると大勢のスタッフが関わり、作業をしている様子が映し出されていますが、実験を行う上で、大切なことというのはやはり「チームワーク」なのでしょうか?

「チームワークも大切ではあるのですが、一番大事なのは事前準備なんですよね」と及川隊長。事前準備がしっかり行われたかどうかが実験を成功に導く鍵だということです。さらに、その事前準備を今までの実験では、及川隊長がほぼ一人で行っていたというので驚きです。

回を重ねるごとに実験の規模が大きくなってきているので、経験や技術を他のメンバーに伝えていく必要を感じていて、それが今後の課題であると考えているのだそうです。

 

実験、実験…、ストレス解消は子供と遊ぶこと

2022年は、無人の気球を高度30キロまで飛ばし地上との無線通信を検証する実験、高度100メートルの有人飛行など、重要な実験がたくさんありました。

実験の準備をし、実験して、実験後の後処理をし、さらに報告書を作成する。実験後はできるだけすぐに報告書を上げたい、一ヶ月も二ヶ月も経ってしまっては、実験の鮮度が落ちてしまいます。

なので、忙しくてゆっくり休む暇がないのが辛いところだそうですが、休みの日は、7歳と5歳のお子さんと遊ぶのが楽しくストレス解消になるのだそうです。

岩谷技研で働く前は、静岡で会社勤めをされていましたが、元々は北海道石狩市の出身で、子育てのために北海道に戻ってきたかったという優しいパパさんの笑顔を見せながら、お話ししてくれました。

 

成層圏への有人飛行の実験

ところで、冬の間は実験の回数が減るのでは?確か、気球を海に着水させるのに適した季節は5〜6月、9〜10月だと聞いたことがあります。

「気球を飛ばすには、天気や風待ちなど、自然環境に大きく左右されますが、冬だと北海道の場合は畑が雪に覆われ、気球を雪の上に降ろしてOKとなるので道内で実験ができるんですよ、冬はとにかく寒いですけどね」と教えてくれました。

2023年は、高度25キロへの気球の有人飛行の実験を行います。25キロ辺りになると真空状態の氷点下80度となり、地上との温度差は約100度となる過酷な環境になります。

岩谷技研では、大きな圧力がかかっても耐えられる繊維強化プラスチック製気密キャビンを開発しましたが、これからさらに有人飛行実験を100回は行う予定で、安全性の精度を99%以上まで高められたことを確認するのだそうです。

隊長、今年も忙しくなりそうですね・・・

「大変ですよ〜」と言いながらも、実験を重ねる度に宇宙旅行の実現へと近づいていっている、そんな確信とやりがいを及川隊長の表情から感じ取ることができました。

開放弁の開閉を遠隔操作する装置の電気の部分を担当した、電子課 課長山本一将さんにお話を聞きました。

 

札幌で宇宙開発に携われるなんて

2021年12月に入社されたという山本さん。前職ではパソコンの電子機器を設計していました。その時に自社製で無線のマウスを作ったこともあるので、「今の仕事にその経験を活かすことができている」と感じています。

山本さんは、北海学園大学電子情報工学科を卒業後、ずっと札幌で働いていました。

安定したお仕事をされていたなかで、岩谷技研の求人を目にした時に「札幌で宇宙開発に携われる会社があるなんて!」と、宇宙の仕事は東京でしかできないと思っていたのに、自分も宇宙開発に関われるかもしれないと新しいチャレンジをしてみたいという気持ちになりました。

「学生時代も学科に関係なく天文学の講義を取って受けていたんですよ」というくらい宇宙が好きだという山本さん。お子さんの名前にも「星」の漢字が入っていて、ご自宅にも天体望遠鏡があるのだそうです。

まだ、岩谷技研に入社できるかわからないタイミングでしたが、岩谷社長の絵本「うちゅうはきみのすぐそばに」を購入し、「お父さんの働きたい会社の話だよ」とお子さんたちと一緒に読みました。小学2年と年長の二人のお子さんは「風船で宇宙に行けるわけない」と言ったそうですが、お父さんが岩谷技研で働き始めるようになった今は、ときたま「気球にはいつ乗れるの?」と聞いてくるのだとか。

山本さんは「子どもを気球に乗せる」ことを目標に仕事に励んでいるのだそうです。

 

開発・設計は自分の子どもを乗せている設定で行う

大好きな宇宙と関わり、お子さんの夢を叶えるために新しいものを作る仕事は、おもしろくて、毎日楽しいと感じられているのでは?と聞くと、

「仕事をおもしろいと思っているうちは、まだ追い込みが足りていないという以前の会社の上司の言葉を思い出すことがあります」と、今の仕事はおもしろいと感じていると同時にやりがいと大きな責任を感じていると話してくれました。

無線通信のノウハウの蓄積や経験のベースがあったから、今回の開発も取り組みやすいと思ったそうですが、生半可な考えではダメだと考えています。

この機械で行う開放弁の開閉の動作は、上空に浮かんでいる気球を満たしているヘリウムガスをゆっくりと外に逃がす役割を持ち、気球を地上に戻す働きをします。

開放弁を遠隔操作する中で、例えばパソコンの無線のマウスなら2〜3秒動かなくても、あれ、調子が悪いかな?程度で、さほど気にしないかもしれませんが、人の命を乗せている気球で、2〜3秒動かないことを「まぁいいや」で済ませるわけにはいきません。安全面で迷った時は、「これで子どもを乗せられるか?」と自問自答するのだそうです。

 

無線?回路?魔法だと思っていました

開発という仕事では、お手製で機械を作ってみて動くことを確認するという作業を、失敗がないように何度も行うのだそうです。

「まず回路図をお絵かきして、CADのソフトで書いたものを、自分たちでハンダづけしたものがこれです」と、機械や理数の知識がほぼない取材陣にもわかりやすいようにやさしい言葉を選んで説明してくれた山本さん。

無線のマウスもそうですが、テレビのリモコン、照明のリモコンなど無線で操作できる機械は色々あります。中身の仕組みのことまで考えたこともなく、当たり前のように便利に使っていましたが、よく考えると、身の回りには人間が頭で思い描いたものを作り上げて、実際に使っているものばかり!山本さんの説明を聞いて、魔法のように動く機械も全て人間が作ったものだった!と、改めて気がつき感動しました。

我々一般人から見たらどれも魔法にしか見えない一つ一つの技術が積み重なって、それが岩谷技研の気球、そして宇宙へ繋がっていくのですね。

「彼は、岩谷技研で一番いい体格をしています」と仲さんに紹介いただき、思わず見上げてしまう身長180センチのスポーツマン体型の森本千誠さん。入社の経緯と今の仕事についてお聞きしました。

 

経歴や才能よりも行動する人が求められている

熊本出身の森本さんは、小学3年生から柔道を始めて大学時代は柔道部の主将も務めました。現在も柔道部のコーチをされています。北大では、鉄やアルミの研究をしていたそうです。卒業後は「北海道は涼しくて過ごしやすい」と、JR北海道に就職しメンテナンスの仕事をしていました。5年ほど働いた頃、一度、違う世界も見てみたいと思うようになりました。

ちょうどその頃、新聞で岩谷技研の記事を読み「こんな会社があるんだ」と関心を持ち、社員募集中だったので会社見学を申し込んでみたところ、本社と当時は北24条にあった札幌R&Dセンターを見学でき、岩谷社長と直接話すこともできたのだそうです。

その時の岩谷社長の印象はいかがでしたか?

「信じてやり続けてきた人。ものづくりで起業する人ってこういう感じかぁと思いました」

こういう感じって具体的にどんな感じですか?

「いい意味で、世の中の常識から外れているという感じですね」

わかります。宇宙が好き、ものづくりが好きという気持ちにまっすぐな印象ですよね。

 

さて、岩谷社長の話を聞く中で、業務内容は決まっていないことが多くマンパワーでやっているということ、試してやってみて考えていくことを大事にしていること、経歴や才能よりも行動する人が求められているということで「やってみよう」と思ったと言います。

森本さんも大企業にお勤めしていたのに、決まっていないことが多い未知の会社でやってみたいと思うなんて、世の中の常識から外れたタイプなのでは?と思いましたが・・・類は友を呼ぶ? 気持ちが真っ直ぐ純粋で、チャレンジ精神が旺盛な、行動力のある方が自然と集まるのが岩谷技研なのかもしれませんね。

 

仕事もまずは「やってみる」

2022年5月に入社し機械課に所属しています。正直、今はまだ大変だと思うことが多いのだそうです。

「大変なことが苦しいことかと言われるとそれはまた別の話で、柔道の技を覚える時にも、実際に体を動かしていないと覚えられないんです。仕事もやりながら覚えていく、日々自分が前に進んでいると思えています」と、さすが柔道家らしい言葉。

柔道の技も頭で考えているだけでは習得できず、動いていると頭ではなぜできたのかわからないけど、ある瞬間できる時があるのだそうです。柔道も仕事でも考えているだけでなく、手を動かす、行動を起こす、「やってみる」から始めることはとても大切なことなんですね。

 

機械課ではどんな仕事をされているのですか?

及川課長とともに実験の準備を行いますが、人や時間、資金や資材など限りのある中で過不足なく用意するのが「必要なものを全部想像するけど及ばないことがあり難しい」と感じているのだそうです。

他には、キャビンの中に何を置くかの設計もしています。欲しいものは多いが、空間も限られています。新しいものを作り上げることと、安全性を両立する難しさの中で、何を乗せるかの取捨選択が必要です。

例えば、スイッチ一つをつけるにしても位置はどうするか?素材や材料は?と考えることが山ほどあるのだそうです。

 

ストレス解消は「丁寧な暮らし」をすること

環境が変わり、まだ慣れないことも多い中で責任重大な仕事をされているとストレスを感じる時もあると思うのですが、気持ちを切り替えたり、リラックスしたい時にやることはありますか?と、聞いてみると

「洗濯や掃除をしたり、料理をしたりと丁寧に暮らすことを意識すると、日々の生活の中でリラックスできます」との答え・・・よくよく話を聞くと結婚一年目の新婚さん♡「料理は自分の方が得意なんですが、片付けは妻が得意なんですよ」とすっかり惚気られてしまいました。

「江別工場も皆さんが綺麗に使っていて整理整頓されているので、働きやすいです。この美しさを保つためにも片付けは大事ですね」と、確かに汚い所よりも、整ったキレイな環境の方が気持ちよく働けて、仕事がはかどりますよね!

そう言われて、改めて工場内を見回してみると、ここが、これまでは世の中になかったものを、次々と生み出すために、「やってみる」仲間がたくさんいて、風船で宇宙へ行く未来に一歩一歩近づいている特別な場所だということに胸が熱くなりました。

2022年11月、札幌市北区北20条西にあった「札幌R&Dセンター」が、「江別気球工場」に移転してきました!今回は移転直後の様子をリポートします。

 

札幌R&Dセンターとは?

岩谷技研「札幌R&Dセンター」は、高高度ガス気球の研究・開発 (Reseach&Development)部門を本社から移籍して設置された施設です。R&Dセンターは当初、2021年11月1日に札幌市西区二十四軒に開所されました。3階建ての綺麗なオフィスだったそうです。この最初のセンターには、研究・開発を行う12名のスタッフが常駐。25台の3Dプリンターや有人気密キャビンの試験サイトを備えていたとのこと。

その後、より本社に近い札幌市北区に元宅急便センター跡地の物件が見つかり、2022年2月に転居。

こちらの北20条にあった研究施設がこの度、江別市大麻中町にある「江別気球工場」に移転する運びとなりました。

 

江別気球工場内に新たに設置された研究・開発部門

江別気球工場の長い作業テーブルは、以前は3列並んでいたのですが、一番端のテーブルを撤去する形でR&Dセンターのブースが新たに設置されました。

 

パソコンデスクと道具類置き場が整然と並び、工場内の雰囲気が一気に変わった感じです。

 

R&Dセンター作業風景の様子。黒に統一されたデスクと棚、高い天井、むき出しのダクト等がサイバーな雰囲気を演出し、より宇宙感が増したような気がします。

 

みなさん和気あいあいとした雰囲気もありながら、真剣な眼差しで作業に打ち込んでいるのが印象的でした。この作業の一つ一つが宇宙へとつながっていると思うと胸が熱くなります。

 

横から見ると机同士が詰まって見えますが、後ろから見ると一つ一つのスペースがかなり離れているのが分かります。工場の中が広いだけに、余裕を持ってデスクが並べられるようです。

 

取材当時はまだ引っ越してきたばかりでしたので、準備中のデスクもありました。ここに新しくパソコン関連機器が置かれていくのでしょう。

 

細かい部品などがまとまっている引き出し。こういった特殊な引き出しも研究開発施設でないとあまりお目にかかれないかもしれません。

 

こちらは3Dプリンター。江別工場には以前から3Dプリンターがいくつかありましたが、R&Dセンター移転により一気に数が増えました。

 

ちなみにこちらは研究員の橋本さんの机に置かれていた「苔」の容器。これは「苔テラリウム」という、本物の苔を育てる鑑賞容器だそうで、手間もあまりかからずに育てられるため、近年癒やしのインテリアとして人気なのだそうです。

日々たいへんな作業が続く中で、「苔テラリウム」が癒やし効果を発揮してくれることで、さらなる研究作業が進んでいるようです。

研究開発の場と工場が一体化され、今後はますます開発スピードがあがることでしょう。私達が気軽に宇宙に行けるまでもうすぐ!

2022年12月26日

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江別気球工場

北海道大学に通う学生の吉川敬太さんにインタビューを試みたところ、「恵迪寮(けいてきりょう)に住んでるんですよ」と言われて、「あの恵迪寮に住んでるんですかー?!!」と、ものすごい勢いでくいついてしまいました。今回はインタビュアーの趣味から、「恵迪寮」の話題が8割です。

※吉川さんの「吉」は土(下の方が長い)に口の旧字。

 

恵迪寮といえば、赤フンで寮歌でしょ?

原子炉工学研究室で発電、安全の研究をしているという4年生の吉川敬太さん。大学院に合格し進学予定で、今は卒論をがんばっているところだそうです。

名古屋出身の吉川さんは「母親がテレビで恵迪寮の様子を見て気に入り「あなたは北大に進学して恵迪寮に住みなさい」となぜか決められて、それで北大に進学した」と話してくれたのですが、お母さま?!本気ですか?と驚きました。

ちなみにお母さまがご覧になったのは、2015年冬に放送された「ドキュメント72時間〜北の大地の学生寮〜」。現場にカメラを据え、そこで起きる様子を72時間にわたって定点観測するNHKの人気ドキュメンタリー番組ですね。

恵迪寮といえば、赤フン姿で寮歌を歌うバンカラなイメージがありませんか?最近の大学生にはあまりバンカラな野蛮なイメージはないにしても、恵迪寮は北海道一カオスな場所で、共同で生活する部屋はどこも恐ろしく汚いと噂で聞いたことがあります。

「いやいや、みんなちゃんと住んでますし」と苦笑いする吉川さん。吉川さんが岩谷技研でアルバイトするようになったきっかけも、恵迪寮に住んでいた院の2年生サクライさんに誘ってもらったからで、同じくR&Dでバイトする石川くんも恵迪寮の仲間です。確か、松本さんも恵迪寮出身だったような・・・と次々名前が上がるので岩谷技研と恵迪寮には、ただならぬ関係性を感じます。

それはさておき、吉川さんは恵迪寮の執行委員をつとめていて、「炊務」の時は400人分の炊き出しをして大変だったけど、楽しかったと言います。100年以上の歴史を持ち約400人が暮らす恵迪寮は、衣食住すべての運営を学生自身が行う、全国でも4箇所しかない自治寮。「恵迪寮の建物は網走刑務所がモデルになっているんですよ」との説明に我々取材陣は大爆笑!

そんなカオスな空間で生活している吉川さんも、去年の夏に江別気球工場内を整理した時には、土埃が酷すぎて防塵マスクをしてやっていたと「一階がこんなにキレイになるとは思わなかった」と当時のことを思い出して話してくれました。現在も江別気球工場の2階を片付ける作業をしていますが、きっと2階も驚くほどキレイになるに違いありませんね。

 

3Dプリンターを使ってみたかった

他にも江別気球工場での主な仕事は、3Dプリンターの調整、「溶着機」の調整など。「溶着機」は北澤さんが教えてくれた手作業を自動化できるように作ろうとしていた機械のことですね!名前が付けられ、着実に進化しているようです。

3Dプリンターは繊細で少しでもずれると出力がうまくいかないので、こまめなメンテナンスが必要なのだそうです。各種の部品作りは業者に頼むと納期もかかるので自分達で作った方が早い!と、3Dプリンターは岩谷技研にはなくてはならない重要な機械です。

大学の研究室でも3Dプリンターがないところの方が多く、使ってみたいという思いがあったので、岩谷技研ではまず3Dプリンター使い方を勉強させてもらえたのがありがたかったそうです。もともと宇宙にも興味があったので、やりがいと楽しさを感じている様子でした。

 

【後日談】恵迪寮に行ってみた

網走刑務所を模したという恵迪寮をぜひ一度見てみたいと言うと、ちょうど寮祭が行われ一般公開されるというので、吉川さんを訪ね恵迪寮に潜入してきました。

この日は、「一般の方が来るのでいつもよりキレイに片付けてあります」と学生の皆さんは言っていましたが、十分に足の踏み場がないほど汚くてカオスでした。でも、この環境を楽しんで青春を謳歌しているみなさんをとても逞しく素敵だと思いました。

岩谷技研の中でも、彼らの熱い恵迪寮魂がおもしろい化学反応を起こせるような気がしました。

 

岩谷社長の原点

ちなみに、恵迪寮の南側には北海道大学の広大な農地があり、多くの羊が暮らしています。

北大の学生だった岩谷社長は学生時代、この場所で風船「1号機」をはじめ数々の風船を飛ばし実験を行ったそうです。

岩谷社長・岩谷技研の原点がここにあるのかと思うと感慨深いものがありますね。

2022年12月25日

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江別気球工場

江別気球工場でお仕事をされる前は「土器の復元」のお仕事をされていたというOさん。じつは気になっていることについてお話ししてもらいました。

 

過去から未来へ?!

「以前は建築関係の仕事をしていたり、ここで働く前は土器の復元の仕事をしていたんですよ」と教えてくれたOさん。江別には「江別式土器」と呼ばれているものがあるほど、遺跡などが多く存在しています。江別気球工場がある大麻地区は、昭和30年代に札幌市の住宅不足に対処するために開発された比較的新しい街だと思われがちですが、江別気球工場の近くにある大麻中町の「大麻5遺跡」辺りは縄文時代の集落跡だったそうです。

そんな縄文時代から人類の営みがある江別で、今こうして人類初の気球による宇宙遊覧旅行に向けての技術開発が行われていることに深い感慨を覚えるのは私だけでしょうか?

それはさておき、土器の復元作業なんて、うっかり手元が狂い割ってしまっては大変!失敗が許されない緊張感と細かい作業を想像しただけで肩が凝りそうです。気球も人の命を乗せるもの、失敗や事故があってはいけません。緊張や責任感は感じますが、細かい手作業やモノを作ることが大好きというOさん。溶着作業の時にも間違いや失敗がないように何度も何度も、自分がやったところをよく見て確認するのだそうです。

 

取材陣に逆インタビュー

さて、メイトさんにはいつもこちらから質問をするばかりなのですが、Oさんから「ここの印象はどうですか?」と我々取材陣にまさかの逆質問がありました。

いつお邪魔しても快く受け入れ、質問にも丁寧に答えてくれて、誠実で温かい方達ばかりだなと思っているので、働く皆さんの人柄の魅力も岩谷技研の大きな魅力だと感じています。

「いつも皆さんに会うのが楽しみで、考え方や思いを聞くのはとても学びになります」と答えましたが、質問に答えるって結構難しいものですね。

普段、お仕事をされている最中はなかなか趣味のお話しや、考えていること、どんな思いを持って仕事をしているか?などを話す機会はないと思いますが、少しでもそうしたパーソナルな部分に触れると、共通点を見つけたり、親近感を持ったりしませんか?「JOURNAL」が、みなさんの社内間コミュニケーションの一助になればと作成していますが、もうすっかり取材陣が岩谷技研のみなさんのことを大好きになってしまっているんですよね、と笑いました。

「中学校での岩谷社長の講演会にも、みなさんは行けなかったと思うので、ぜひ記事を読んでもらいたいです」と伝えると、話題は岩谷圭介社長のことへ・・・

 

健康第一でがんばってほしい

Oさんは以前に岩谷社長からのメールが朝3時頃に送信されていたという話を聞き、「ちゃんとよく眠れているのかな?」と心配になったのだそうです。

岩谷社長に限らず、実験を行う時には午前4時に現場に集合して作業を開始するようなタイムスケジュールとなることもあり、朝が早いのは仕方がないこととはいえ、睡眠時間を削られたり、体力勝負でもあります。

「忙しいのでしょうけれども、社員のみなさんにはちゃんと寝れる時には寝て、休める時には休んで健康のことを気にかけてほしいと、ついつい思ってしまいます」

聞けば、Oさんの息子さんと岩谷社長が同じ年齢なのだとか。R&Dで働く皆さんも、だいたい同じくらいの働き盛りの年頃かな?と思うと、余計なお世話とは思いつつ、みなさんの健康や体調の事が気にかかってしまうと言います。

まずは健康第一、その上でがんばってほしい。「夢の実現を私も応援したい」という気持ちでお仕事をされているのだそうですよ。Oさんは、愛情のこもった眼差しで周囲のことをよく見ていらっしゃるのだなと感じました。

2022年12月24日

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江別気球工場

空やプラネタリウムが大好きというHさん。岩谷技研で働くようになってから、空を見上げる機会が増えた・・・という方も多いのでは?

 

空を見上げてみよう

窓辺に行き見上げれば必ずそこにある空は、一番身近な自然。空を見上げる時には、背筋が伸びて胸が開く姿勢に自然となり、胸が開くだけでも交感神経が刺激されるため、気持ちが落ち着き前向きになる効果が期待できるのだとか。さらにその姿勢で呼吸をすると、深い呼吸ができ脳や内臓に酸素が行き渡ります。遠くの空や流れる雲を眺めているだけで、目の筋肉を緩める効果もあります。空を見上げると、良いことがたくさんありますね。

 

質問しやすい雰囲気

同じく空が好きだというHさんのご主人が岩谷技研の求人を見つけて、「こういう所で働けたら楽しそうじゃない?」と勧めてくれたのだそうです。Hさんもありきたりではない仕事内容におもしろそうと興味が湧き、ちょうど仕事を探していたタイミングでもあり思い切って応募してみました。

Hさんは、以前は販売業務をされていたので、面接の時には「人と接する接客の仕事と全然違い、工場での作業は黙々と行いますが大丈夫ですか?」と、今までの職種と全く別の分野であることを気遣った質問をしてくれたのだそうです。「もともと手作業も好きなので大丈夫です」と答えたんですよと教えてくれました。

工場がオープンするタイミングで採用された皆さんとは、スタートラインが一緒ということで、安心感を持って働き始めることができました。「気球のことはわからないことが多いですが、発言しやすい雰囲気があるので、気になったことはすぐに質問できます」。他の方がした質問を聞くことも、勉強になることが多いと感じています。自分では思いつかなかった意見や考え方に気づくことができ、日々もっとがんばろうと思うのだそうです。

 

平日と土曜日の雰囲気の違い

メイトさんは主婦業の方が多いので、土曜日にお休みを希望する方が多いそうです。シフトの組み方も、その人のライフスタイルに合わせて、希望した曜日に休みを取りやすいように工夫されている様子です。Hさんは、「私の場合は、土曜日にシフトを入れたい」と希望しているのだと教えてくれました。

メイトさんが多い平日では、和気あいあいと相談しながら「働きやすさをみんなで作っているような感じがあると思います」と話してくれました。

学生アルバイトが多い土曜日は、普段はしっかりしていて、頼りになる親切な学生さんが、学生同士で賑やかに話し合う様子が楽しそうで微笑ましく感じているそうです。平日と土曜日では、工場内の雰囲気がずいぶん違って、それぞれに良さがあって楽しいのだそうです。

 

いつの日か気球に乗って大好きな空に行きたい

「実験が成功した」という話が聞こえるたびに、自分達が作った気球が大好きな空に近づいて行っているのだなと思い、心の中でとても嬉しい気持ちになっているのだそうです。Hさんの仕事の様子や気球の進捗具合に興味津々の旦那さんにも、話せる範囲で様子を伝えると「ワクワクするね」と「いつか気球に乗って、空の中に入って満天の星空を見てみたいね」とご夫婦で話が盛り上がるのだそうですよ。とっても素敵ですね!

2022年12月23日

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江別気球工場

岩谷社長が作った絵本「うちゅうはきみのすぐそばに」を読まれた方も多いと思いますが、江別気球工場で働くメイトのMさんから、「ここで働くようになる前から、その絵本が家にあったんですよ」というお話を聞かせていただきました。

 

絵本「うちゅうはきみのすぐそばに」

Mさんは、3歳と6歳のお子さん二人を育てるママさん。M家では、毎年クリスマスになるとおばあちゃんが孫たちへ絵本をプレゼントしてくれるのだそうです。もうずいぶん前におばあちゃんから贈ってもらった一冊の中に「うちゅうはきみのすぐそばに」がありました。

一般的に「宇宙」とされているのは、大気がほとんどなくなる上空100キロメートル以上のこと。札幌市を起点に考えると洞爺湖までの距離が約110km。約100kmだとちょうど植松電機(人気小説「下町ロケット」のモデルとも言われているロケット開発の会社)のある赤平市に到着します。ものすごく遠い場所とされている宇宙ですが、洞爺湖よりも近いといえます。 ちなみに札幌〜江別間は約20kmほど。

「うちゅうはきみのすぐそばに」は、宇宙の入り口は行くことのできるNearSpaceであるということを実感してもらえるよう、0m、20m、100m・・・・・・地球から少しずつ離れていくとどうなっていくのかを、みねおみつさんの素敵なイラストで表現し、 地面から順を追って宇宙に行ってみる絵本です。

いつもの見慣れた街の景色から、普段は見上げるだけの空、そして、空の上はいったいどんなふう?美しく細部まで描かれた絵が気に入って、Mさんのお子さんたちも好きでよく読んでいるのだそうです。ママが岩谷技研で働くようになり、ご家族にとってさらに特別な一冊となったのではないでしょうか?

 

もしかして絵本の作者の同一人物?

Mさんがネットで岩谷技研の気球工場の求人を見つけ応募した時には、絵本と岩谷技研が頭の中では全く結びついていなかったのだと言います。

入社して働くようになってから、あれ?もしかして家にある絵本の作者「いわやけいすけさん」は社長の「岩谷圭介さん」なのかな?と思うようになり、工場内に置かれた岩谷圭介社長の書籍の中に「うちゅうはきみのすぐそばに」を見つけた時に、やっぱりそうだったのか!と確信し、さらに岩谷社長にお会いした時には「前にテレビで観たことある人だ!」と気がついたのだそうです。

岩谷社長が一人でふうせん宇宙撮影に取り組んでいた頃から、メディアの注目度は高く、「大泉洋の驚きジャパン」「情熱大陸」「クレイジージャーニー」などのテレビ出演が多数ありました。当時はさほど意識せずに観ていた番組かもしれませんが、こうして点と点がつながった時というのは、驚きと同時にワクワクするような感動を覚えますよね!

 

わからないことがあっても大丈夫

それまで子育てに専念されていたというMさん。生活リズムの変化や仕事と家庭との両立など、最初は不安や心配もあったそうです。特に子どもと過ごす時間がほとんどだった生活から、仕事を始めたことにより大人達との関わりがスタートしました。働いてみると「みなさん、とっても優しい」と、今では最初の不安はすっかり吹き飛んだ様子です。

仕事もグループで行うので、「一緒にやろう」と声をかけてくれたり、わからないことがあっても教えてくれるので大変ありがたいのだそうです。

メイトさんはシフト制でお仕事をされているため、前日の仕事の続きと言われても前の日にお休みだった場合、すぐにはわからないこともありますよね。お互いに教え合い、協力し合い、チームワーク抜群で働きやすいと感じている様子がお話からうかがえました。

2022年12月21日

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江別気球工場

「大麻駅前の元パチンコ屋が気球工場になった?と不思議に思っていた。これはぜひ詳しい話を聞いてみないと」と、江別市・大麻地区の自治会長らが集まる組織である大麻地区自治会長役員研修会に招かれ、取締役 制作広報部長の仲さんが「今週末宇宙行く?」と題し講演会を行いました。

 

天才がつくった会社「岩谷技研」

「岩谷技研は、岩谷圭介という36歳の天才が、2016年4月に起業して作った会社です」と会社の紹介から始まった仲さんのお話は、流暢でユーモアを差し込みながらも説得力とロマンがあり、参加者の皆さまをぐんぐん宇宙の世界へと引き込んでいきました。

ガス気球で地上から 25 ㎞まで、自転車の速度くらいでゆっくりと2時間かけて上昇するので、街が小さくなっていく様子を眺めながら、空の景色も楽しみつつ、丸い地球を見ることができる宇宙の入り口で1時間の宇宙遊覧・・・仲さんの話を聞いていると身体がフワフワと浮かんでいくような気分になります。

 

眼下に青い地球、頭上には満天の星!

気球による地球の撮影では無人の状態でシャッターを切るため、カメラの露出は太陽に照らされて明るく輝く地球に合わせて設定します。そのため天空に広がる宇宙は真っ黒に写ってしまいます。ですが人間の目はレンズよりも性能が良く、明るい光から暗い光までバランスよく見ることができるため、成層圏に浮かびながら頭上を見上げると満天の星々が見えるのだそうです。さすがは本職がカメラマンの仲さん。今まで 25 ㎞からみる宇宙の写真は深い漆黒が広がるだけなのかと思っていたのですが、実際に25km上空に行くと地球も星空も同時に眺めることができるのですね!ますます宇宙遊覧を体験したくなりました!

 

飲食しながらのんびり宇宙遊覧 「地球見風呂」も?

「お風呂を作ってほしい」という投資家さんからの熱い要望も頂いているのだとか。無重力状態の宇宙ステーションでは、お風呂に入ることはできませんが、1Gの重力がある気球では「地球見風呂」が実現可能なのだそうです。

現在の宇宙旅行で使われているロケットとガス気球での宇宙旅行の安全性や価格などを比較し、「誰でも頑張れば用意できる程度の価格で、訓練や鍛錬の必要がなく、幼児から年配者まで一緒に家族で行ける唯一の手法がガス気球です」と説明されました。

江別気球工場では、この宇宙旅行を実現させるための気球を作っているのだということに参加者の皆さんは興味津々の様子です。

 

江別気球工場について

現在、岩谷技研では約60名が働いていますが、そのうち江別気球工場で働くパート(メイト)は12名。「江別で採用したこの方達が、とても優秀で生産性が高い」と仲さんは絶賛!作業についても覚えが早く「こんなの家事よりずっと楽ちん!」とすごいスピードで正確に気球を作っていくので開発職の社員たちもびっくりしていると話していましたよ。

「江別気球工場で働くパートを今後100名に増やしたい」という岩谷技研の計画については、江別でそんなにたくさんの雇用を生み出す壮大な事業が行われていることに参加者さんがびっくりした様子です。

そして、立命館慶祥高校、北海道情報大学、北電研究所などから敷地を使ってくださいとの申し出があったり、江別市の人たちがとても好意的で協力的だと仲さんが「江別に来てよかった」と感謝を伝えると、嬉しそうな様子で、頷く方もいらっしゃいました。

 

質疑応答でたくさんの質問が

最後に参加者さんから質問を受け付けると、「気球に乗る時の服装は?」「健康診断はするのか?」「資金調達はどうしているのか?」「着地地点はどうするのか?」「気球の素材は?」「映像を見るとけっこう揺れてるけれども、エンジンを付けられないのか?」といった沢山の質問がありました。

「キャビンの中は空気で満たされ温度も気圧も保たれているので、普段着で乗れますが、宇宙旅行気分を楽しんでいただくために気密服を着てもらうことも考えています。ところで皆さん、トイレはどうすると思いますか?」と宇宙の雑学を交えながら全ての質問に次々と答え、参加者さんも疑問が解消され、なるほど〜と納得の表情。

 

岩谷社長と仲さんの出会い

講演の中で、岩谷社長が北大在学中に活動を始めてまもなく、4人の大人が自然に集まってプロジェクトに協力した。自分もそのうちの一人だったという話題があり、「岩谷さんとの出会いをもっと詳しく教えてほしい」という質問もありました(すでにこの社内報ブログでご紹介した中臺取締役も、その最初期メンバーの一人だそうです!)。

仲さんは、北海道の大学生が気球を使った撮影にたった一人で取り組み、日本で初めて小型カメラと気球による高度 30 ㎞ からの「ふうせん宇宙撮影」に成功したというニュースで岩谷圭介社長のことを知りました。え!?日本にもそんな面白いことに挑戦する若者がいるのかっ!と驚いて協力を申し出て、以降「ふうせん宇宙」の撮影に関するあれこれを担当してきました。

2018年6月には、宮古島上空で魚を気密型専用キャビンに搭載し打ち上げた「ふうせん宇宙撮影:生物プロジェクト」にも参加しました。

無事に熱帯魚の「ベタ」を帰還させることに成功すると、大人たちが口を揃えて「魚を飛ばせるなら次は俺を飛ばしてくれ!」と言ったのだそうです。岩谷社長は、少し考えて「うん、できますね」と答え、死ぬほど宇宙に行きたい仲さんは、今では生まれ育った東京から移住し、道民・札幌市民となって岩谷技研を支えています。ここだけの話ですが、仲さんは岩谷社長の話をする時に声色と話し方を真似るのですが、それが少し似ているのでつい声を出して笑ってしまいました。

 

自治会の皆さんの感想

講演会終了後、この研修会を企画した自治会役員の方が、「仲さんとメールのやり取りをしていたので会えるのを楽しみにしていた。メールだけでも人柄が素晴らしいと感じていたが、お会いしてさらに素晴らしい方だと思ったし、岩谷技研のファンになった。岩谷社長にもぜひお会いしてみたい。こちらこそ江別に来てくれたことが本当にありがたい」と伝えてくれました。

今日のお話しを聞いただけでも、宇宙についての知識と興味が深まり、素晴らしい講演会だったと評判でした。